猫好きの皆さんこんにちは。今回は「キャットフードにおけるパッケージのイメージ写真」について掘り下げてみようと思います。
世の中には、大きく分けて「世の中の為になるものを作り続けたい」というメーカーと「利益最重要視」というメーカーが存在します。前者の場合ですと、まさに「中身で勝負」ですので、必要以上のイメージ戦略などは不要です。後者は「如何にして良質なイメージを消費者に抱いてもらうか?」に力を入れています。
その色が濃く出る部分が、商品パッケージです。
キャットフードのパッケージイメージ写真について
キャットフードの場合ですと、野菜や果物、大自然をイメージさせる写真などが起用されているパターンが多いですね。また、お皿にフードを乗せた画像で「人間が食べる食事と同等」といったようなイメージを連想させるものもあります。
果たして、そのイメージと実際のフードの内容に整合性を図ることができているでしょうか?
パッケージ裏側の原材料表示を見る
裏側の原材料表示を見てみましょう。そこに書かれている内容が、フードのメインです。そして、含有量が多い物から順に書かれてあります。どんな原材料が使われていて、どれだけの量が含まれているでしょうか?
また、原材料表示からだけでは分からない部分も多々あります。パッケージのイメージ通り、本当に大自然に近い環境で育った原材料が使用されているのか?それは各メーカーのサイトを見るなり問い合わせを行うなりすることでおおよその真実に近づくことは可能でしょう。
大切なことは「パッケージイメージ写真」ではなく「真実」
大切なのは「イメージ」ではなく「真実」であると思います。真実に偽りが無い商品が、消費者へより良いイメージを抱いてもらう為にデザイン性に拘るという事は至極当然です。しかし「利益を出すには良質な原材料を使うとそれが足枷になる」という事から原材料の質を下げ、猫の生体に合わない食材でかさ増しをする等行い、それによって謳えなくなってしまう部分を補うために消費者の誤解を招くようなイメージ戦略を行う。これが実際にキャットフードの世界でも横行しているわけですから、飼い主が見極めてフードを選ぶという責任は非常に重いものとなります。
本当に良いものが世の中に出回ることが、猫の世界のみならず全てを良い方向へ変えていく力になるのではないでしょうか。