【海外ニュース】猫に優しいトルコのイスタンブール

トルコ・イスタンブールのペット問題対策について

ペット先進国といえば、アメリカやヨーロッパ等を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

何を以てして「ペット先進国」と定義付けるのかは少し曖昧な部分もありますが、最低条件としては「ペットの命と健康」を「人間のエゴ」よりも優先して考える国の事を指すとしっくりきます。

アメリカやヨーロッパ等のイメージの他にも垣間見られるペット先進国のお話しをしようと思います。

トルコ・イスタンブールでは、日本よりもペット問題対策が進んでいる事をご存知でしょうか?

トルコ・イスタンブールのペット対策の特徴

・「動物診療バス」が街を巡回しており、バス内には里親を待つ犬猫たちが保護されている。

・診療バスには獣医師が同乗しており、保護犬猫たちの治療にあたっている。

・各所に動物医療センターがあり、そこで保護犬猫の治療や保護がさかんに行われている。

・医療センター内の保護施設には、保護動物1匹1匹がストレス無く生活できるだけのキャパシティが用意されている。

・住民、政府、獣医師が共に犬猫を生かす活動を行っている。

・2004年に可決された保護法により、路上動物の保護が義務付けられている。

・お腹を満たせば凶暴性が減るという犬猫の性質を活かし、路上犬猫には毎日フードが与えられている。

・森林地帯に住む犬猫はなかなか食べ物にありつけない為、毎日約1トンのペットフードを車で運び支給している。

・政府は自治体に対し、路上動物保護の支援金としてこれまでに5億円以上を拠出している。

「命と健康」を最優先して考え実行するイスタンブール

主な内容は上記となります。そもそも路上に犬猫が増えてしまう理由は、ほとんどが「人間のエゴ」によるものです。そこを更なるエゴで「殺処分」という選択肢をとるのではなく「命と健康」を最優先して考え実行するイスタンブールの在り方は、日本も見習わなければならない部分のひとつであるとも言えるのではないでしょうか。

現状、日本ではイスタンブールのような活動がデフォルトではありませんので、住人たちの中でその意識が高くない方がいまだ多いという事から、動物が嫌い→キツく当たってしまうという方々も少なくはありません。そのような状況の中で野良犬・野良猫にフードを与え続けてしまうと、糞尿問題など含めまた更なる人間同士の課題が出てきます。

そういった事を突き詰めようとした場合、実際に法案を考え可決させる方々自身の価値観がそのまま法に反映されてしまいます。だからといって諦める必要は無いと、私自身は考えています。日本人が失いかけている心の豊かさや幸せを感じられるアンテナを取り戻せば、動物たちを思い遣る余裕が生まれるのでは?

私たち自身も変わる必要があり、また次の世代にも良い意味で変わった時代を継いでもらえるよう、身の回りで起こる問題に対し1人1人がひとつひとつ真剣に考え、取り組んでいきましょう。