地域猫を世話をするにあたって、それぞれの役割について Part2

地域猫を世話をするにあたって、それぞれの役割について

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・地域猫の世話をする人(活動の主体)
飼い主のいない猫対策に取り組む主体になります。地域住民のボランティアを中心に、趣旨に賛同したその他の地域住民や地域猫活動に経験を持つボランティア団体などとともに活動を行います。Part1の続きです。

・トイレの設置
周辺住民の理解が得られる場所にトイレを設置し、そこで排泄させるようにしましょう。排泄場所は常に清潔に保ち、排泄物は速やかに片付けましょう。定期的にパトロールなどを行い、トイレ以外の場所に排泄してしまっても、すみやかに処理、清掃します。

・不妊去勢手術
地域猫活動に不妊去勢手術は不可欠です。性成熟する前(生後6ヶ月頃)に、オス、メスともに行うことが望まれます。飼い主のいない猫の寿命は4~5年と言われています。このため、地域の全ての飼い主のいない猫に不妊去勢手術を行えば、不幸な子猫の繁殖が防げ、だんだんと数が減っていくことになります。また、手術をすることにより性質がおとなしくなり、行動範囲が狭くなって、発情期の鳴き声やマーキングなども抑えられます。飼い主のいない猫の不妊去勢手術は、猫の捕獲が予定どおりいかないことや院内感染源となる可能性があるなど、獣医師の負担も大きいようです。事前に、活動に理解のある動物病院へ協力を依頼しておく必要があります。捕獲は1回で完了しないため、不妊去勢手術した猫と、未実施の猫の識別をする必要があります。識別する方法としては、V字カット、耳ピアス(ビーズ)、マイクロチップなどがあります。

・その後の管理
世話をしている猫の数、個体識別、健康状態の把握を行います。世話をしている猫には首輪、名札などの目印をつけ、他の猫とは区別します。感染症予防のため健康状態を把握し、異常を見つけた場合は、活動の代表者や獣医師に報告するなどの処置をします。

繁殖制限を受けていない猫が入ってきた場合など、個体把握をしていれば対処が早くなります。また、エサ代や不妊去勢手術費など、1年間あたりに必要な資金が計算しやすくなります。

・猫の譲渡(飼い猫化していくために)
地域猫から飼い猫になった例もあります。捕獲した猫を新しい飼い主に譲渡する場合には以下のことに注意します。譲渡を目的とする捕獲は、原則的に、猫に無用な警戒心を与えないために捕獲器の使用は控えます。譲渡先の飼育に問題を生じさせないためにも、継続的なエサやりにより飼い猫に近い状態まで人に慣れさせてから捕獲します。

新しい飼い主へは、地域猫であったことやその習性、留意事項を正しく伝えるとともに、終生飼育・適正飼育のために本ガイドラインを紹介して、適正飼育に関する情報提供を行います

出典・加工して作成:環境省
「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」

 

出典・加工して作成:環境省「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2202.pdf