天売猫取り組みの成果について

人と海鳥と猫が共生する天売島

「人と海鳥と猫が共生する天売島」連絡協議会では、ノラネコ対策を通じて「人と海鳥と猫が共生する天売島」を目指しています。

・取り組みの成果
ウミネコの増加や交通事故の減少などノラネコによる海鳥や住民生活への影響は減少しています。また、譲渡された天売猫は、飼い主さんの元で幸せに暮らしています。
捕獲した数:134匹
島から出した数:106匹
譲渡した数:82匹
※平成28年8月

取り組みを始めた翌年の平成27年には、観音岬で再びウミネコの繁殖が確認された他、道路へのノラネコの飛び出しが減るなど、取り組みの成果が少しずつ表れています。

・天売猫をきっかけに島の知名度もアップ!
天売島に関心を持つ人も増えています。天売島に行ってみたいと考える飼い主さんも多く、来訪を後押しするため「天売猫ふるさと旅行券」をプレゼントしています。

・島の関係団体との意見交換
平成27年秋のドブネズミの被害拡大を受けて、ノラネコの対策は一時中断しています。しかし、現状のままでノラネコ問題を放置すると取り組み前の状態に戻ってしまう可能性もあります。そこで、島内の関係団体と「連絡会」をつくり、今後のノラネコ対策の方針や効果的なドブネズミ対策などについて、定期的に話し合いを行っています。

現在、島でのノラネコ対策は北海道獣医師会や動物愛護団体、ボランティアなど多くの人達の協力によって進んでいますが、もし数年後、ノラネコの数が元の状態に戻ってしまった場合、再びこれらの人達の協力が得られるかはわかりません。場合によってはノラネコの殺処分をせざるを得ないことも考えられます。

猫は「野生動物」ではなく「愛玩動物」であり、人がキチンと管理する必要があります。かわいそうな猫達を増やさないためにも、飼い猫はキチンと飼うこと、ノラネコは飼い猫として飼ってあげることが大切です。

 

出典・加工して作成:環境省「天売島における飼い主のいない猫対策」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/model_jigyo/h30_01/mat03-1.pdf