天売島における飼い主のいない猫対策

人と海鳥と猫が共生する天売島

「人と海鳥と猫が共生する天売島」連絡協議会では、ノラネコ対策を通じて「人と海鳥と猫が共生する天売島」を目指しています。

・天売島について
・北海道北西部の日本海に浮かぶ周囲12kmの小島、人口約330人
・ウミガラスなど絶滅危惧種を含む約100万羽の海鳥の繁殖地
・近年、島内で飼い主のいない猫(野良猫)が増加

・野良猫の増加による影響
・海鳥への影響
海鳥の補食により、繁殖数減少の一要因となっている。
・住宅生活への影響
住居侵入や畑を荒らすなど
・猫自身への影響
冬の厳しい環境、交通事故など
 
<参考>天売島ネコ飼養条例(2012年)
目的
・猫の健康と安全の保持
・海鳥繁殖地の保護
・住民の生活環境の保護
概要
・飼い猫の登録制
・不妊去勢手術の実施(室外飼養の場合)
・みだりな餌やりの禁止 など

・野良猫対策の実施主体
・団体名:「人と海鳥と猫が共生する天売島」連絡協議会
・目的:天売島の生態系を維持するため、殺処分することなく飼い主のいない猫をなくし、人と海鳥と猫の共生を目指すこと。
・設立:平成26年12月
・構成団体:羽幌町役場 / 北海道 / 環境省 / 北海道獣医師会 / 留萌獣医師会/ 北海DOぶつネット(動物愛護団体のネットワーク)

 
・天売猫方式による野良猫対策の流れ
・捕獲作業 環境省(島内の団体)
・搬 送 羽幌町/動物愛護団体(猫のリレー搬送)
・医療行為 北海道獣医師会
・馴化(じゅんか)作業
馴化施設
・北海道海鳥センター
・動物愛護団体 など
預かりボランティア
・一般市民、大学、動物園、他の動物愛護団体など
動物愛護団体のサポート
・譲渡会など 動物愛護団体メイン
・飼い主への譲渡

・取り組みの結果
・今までに130匹を島外搬出(現在、島内の野良猫は10匹程度と推定)
・そのうち、約110匹を飼い主に譲渡済み
・市街地近くでウミネコの1,000羽以上の新たなコロニーの確認
・市街地での野良猫による住民生活への被害減少
・譲渡された天売猫が、飼い主の下で幸せに暮らす
・天売猫をきっかけに天売島に関心を持つ人が増える

 

出典・加工して作成:環境省「天売島における飼い主のいない猫対策」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/model_jigyo/h30_01/mat03-1.pdf