屋外での猫の複数頭飼育

 

この文面は、環境省「もっと飼いたい?犬や猫の複数頭・多頭飼育を始める前に」からの、「やってはいけない、屋外での猫の複数頭飼育」が学べる出典記事となります。


 

屋外での猫の複数頭飼育

屋外での猫の複数頭飼育

飼い主であるなしにかかわらず屋外でむやみに猫に餌をやるのは、猫のためにもならず、また多くの場合近隣とのトラブルの原因になります。餌を与えるという楽しみだけを享受して、周りの迷惑は知らぬふりというのは、社会では通用しません。また、餌を与えて猫を集めれば子猫が産まれ、1頭のメス猫が2年で80頭以上に殖える計算になり、一人の人がきちんと世話御できる数をはるかに超えてしまいます。もし、不妊去勢手術を行っていないのに数がそれほど増えていないのであれば、生まれた子猫はどこかで死んでいるのです。それは本当に猫を愛している行為でしょうか。近隣に迷惑をかけないためにも、野生動物保護のためにも、猫自身の安全・健康のためにも、猫は室内で飼うことが原則です。

家庭動物等の飼養及び保管に関する基準

屋外で猫を飼うことの危険性

屋外で猫を飼うことは、猫を交通事故や感染症などの危険にさらします。ワクチンを接種していない猫が集まると、1頭が伝染病を持ち込めばあっという間にほかの猫に広がります。猫の数が増えれば増えるほど、ケンカや感染症のリスクを増やし適切な世話を受ける機会を奪っているのです。

事例

猫への餌槍で飼育禁止や慰謝料が命じられた裁判例集合住宅(タウンハウス)で複数の猫に餌やりをしていた被告に対し、屋内で1匹、屋外で4匹の猫を飼育していること、その他の猫を含む屋外での餌やりは、糞尿、ゴミの散乱、毛の飛散、騒音、物品の破損、猫除けの設備の破損などの被害を及ぼしていることを認定した上で、これらは、動物飼育の禁止、迷惑行為の禁止を定めた規約に違反すること、屋外での餌やりの方法は、受忍限度を超え住民の人格権を侵害することなどを理由に、敷地内及び屋内での猫への餌やり禁止、住民への慰謝料(3~13万円)支払いなどを命じました。
東京地方裁判所立川支部、平成22年5月13日

 

出典:環境省ホームページ「もっと飼いたい?犬や猫の複数頭・多頭飼育を始める前に」

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2305a.html