猫にビーガン(完全菜食主義)を適応させる事はYESかNOか

猫へのビーガン食について

カナダの研究者によると、世界中のペット飼い主への調査で「ペットへのビーガン食を検討している」という飼い主が3割以上いたという話です。

主に、肥満化している犬猫を対象としたダイエット要素を軸に行うという目的のようですが、これはいかがなものか。

猫は肉食ですので、山猫だった頃から肉を食べて生活を行ってきましたよね。今自然の中で暮らすネコ科の動物たち(ライオン・トラ・ヒョウ・ジャガー他)も、動物を狩ってその肉を食べている事はみなさんもよくご存じなのではないでしょうか。

私たち人間は猫に比べるとかなりの雑食の部類に入りますが、それでも健康な状態の場合は適量の肉や魚を食べることで身体の様々な機能を維持しています。

一説によると、私たち人間もどちらかと言えば肉食の部類だったのではないか?と言われています。理由は、目のついている位置です。草食がメインの雑食であれば、馬やヤギのように「捕食される側」特有の場所につくと考えるのが自然ですね。

近年では、人間に最も近い動物と言われているチンパンジーが肉食であったという事も言われています。

猫にとって最良の選択とは

先程も書きましたが、猫は人間とは比較にならないくらいの肉食です。そんな猫にビーガンを適応してしまう事は、いくらダイエットの為とはいえ猫の身体に良いとは言えないのでは…?

まして猫は犬とは違い、タウリン必須な生き物です。タウリンは植物の場合微量しか含まれず、自然な形で摂取する場合は肉を食べる他ありません。

人間が肉を食べて生きるのかビーガンであるか否かを選択するのは、当人の自己責任となるので個人の選択の自由かと思います。しかし、猫に関しては飼い主による飼い方にその命が委ねられます。ましてペットは所有物ではなくパートナー。これまでの記事で何度も書いたように、猫に対するパートナーとしての最良の選択とは、正しい知識のもとに飼い主が行動する事であると考えています。

ペットが肥満になる理由は、特殊な病気以外は全て飼い主の責任であると言えます。まずは肥満にならない食生活・運動をさせる時間を作る等を行い、パートナーである猫の健康を守っていきましょう。万が一肥満になってしまったら、猫の生体に合った方法で健康を目指す事が最善ではないでしょうか。