最終更新日:2019/07/25
防災対策は日々の心構えと備え
災害は突然起こります。いざというとき、猫を守れるのは飼い主だけです。
まず飼い主が無事でいること、そして避難する場合には猫と一緒に避難場所に避難すること(同行避難)が基本です。ともに安全に避難でき、周りの人へ迷惑をかけず、安心して過ごすためには、日頃からの心構えと備えが大切です。
飼い主の責任は猫の健康と安全を守ること
飼い主の責任
猫を一緒に連れていけますか?
・頭数を考える
一緒に連れて避難できる頭数は限られています。よく考えて適正な頭数を飼いましょう。既に複数頭を飼育していて家族だけでの避難が難しい場合は、ご近所や飼い主仲間などにお願いしておくことが重要です。
・室内飼い
猫が外にいると、災害が起きても呼び戻しができず、避難の時に連れていけません。猫を室内で飼うことは、普段から猫の健康と安全を守ると同時に、災害への重要な備えです。
猫が身元を示すものをつけていますか?
突然の災害に驚いて逃げてしまい、猫が迷子になることがあります。保護された際に飼い主のもとに戻れるよう、普段から、外から見える迷子札などをつけ、さらに、首輪などが取れてしまったときの確実な身元証明としてマイクロチップの装着といった二重の対策をとりましょう。
・首輪と迷子札
・マイクロチップ
※首輪は引っ掛かり防止のため力が加わるとはずれるタイプのものがよいでしょう。
ペット同行避難訓練
災害時に備え、地元の獣医師会や団体、ボランティアなどと協力したペット同行避難訓練を実施する自治体が増えています。お住いの地域で行われる避難訓練に積極的に参加しましょう。
茨木県では、災害発生時にペットと一緒に安全な避難場所へ避難することの重要性を周知し、避難場所におけるペットの受入体制を構築する目的で、ペット同行避難訓練を実施しています。(受付作業と安全なけい留訓練、獣医師による健康チェック、マイクロチップ読取デモ等)
静岡県では、ペット動物の災害対策を知ってもらうほか、ペットを飼育していない人にもペットの避難について理解を広げるために避難訓練を実施しています。(クレートトレーニング(指示を出すとケージに入ること)実演、パンフレット配布による啓発、ペット防災用具の展示など)
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⇒ 災害後に飼い猫と過ごす注意点
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⇒災害時に役立つ社会化やしつけ
出典:環境省ホームページ「ペットも守ろう!防災対策」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2909a/pdf/full.pdf