【災害発生時】猫の飼い主としての対応

まずは人の身の安全

自分の身の安全を確保しましょう。災害時に動物を守るためには、まず飼い主が無事でいることが大切です。落ち着いて、自分と動物の安全を守りましょう。

地震の場合
大きな揺れは、短時間です。ガラス面や家具から離れ、丈夫なテーブルや机の下に身を隠し、クッション、雑誌などで頭を保護するようにしましょう。揺れが収まったら火の始末をして、ドアを開けて避難経路を確保しましょう。

飼い猫の安全

突然の災害では、動物もパニックになりいつもと違う行動をとることがあります。興奮している動物に不用意に手を出して咬まれるなど思わぬけがをしないように気を付けてください。

飼い主が動転していると動物にも伝わります。飼い主が落ち着いて、普段通りの言葉をかけるなど、動物を落ち着かせるように努めてください。猫は慣れたケージなどに入れましょう。

自身と飼い猫の安全確保後は、避難用意を始めてください

室内のガラスの飛散や倒産家具などに注意して、非常持ち出し袋を用意し、電気のブレーカー、ガスの元栓を切ります。避難するときは、飼い猫は一緒に避難する同行避難が原則となります。

・キャリーバッグやケージに入れます。
・キャリーバッグなどの扉が開かないようにガムテープなどで固定しましょう。

避難場所へ向かう際に

避難の指示があった時には、動物を連れて避難しましょう。災害時は人も動物も興奮していますから、普段と違った行動をとることも考えられます。リードは放さないようにしっかり持ち、キャリーバッグやケージはしっかり抱えて猫の安全に気を配りましょう。

倒壊した建物や切れた電線など、避難場所までの経路には危険な箇所がたくさんあります。足元や頭上に気を配り、落ち着いて行動しましょう。

 

出典・加工して作成:環境省「備えよう!いつもいっしょにいたいから」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2309a/full.pdf