自分の印「マーキング」
猫は自分の縄張りや気に入ったものに対して、様々な印をつけます。その印の多くは「臭い」。体のあちこちにある臭腺から体を擦り付けることにより臭いを残します。
家具や家具の角などに頬や体をこすりつけているのはこのマーキングという行為です。また爪を研いだ跡を残すこと、尿をかけることでも自身の存在を主張することがあります。
尿マーキングの多くは去勢手術で改善されますが、体を擦り付けることや爪とぎを完全になくすことは不可能に近く、室内にある程度こういった欲求を満たせるものを置いてあげる必要があります。
爪とぎを壁や柱などでしないようにするためには
爪とぎは適切な物がなければ、室内の適当な場所(以下など)が格好の餌食になります。
・壁
・柱
・ソファー
・柱
・ソファー
さまざまな猫用の爪とぎが市販されていますので爪とぎが市販されていますので色々な素材のものをいくつか用意し、その猫の好みに合わせて設置してみてください。
設置する際には床に直接置くだけでなく、壁面に貼付けるなど縦に設置し、猫が背伸びをしながら爪が研げるようにしておくのも大切なポイントです。
そういった爪とぎを各部屋に2個以上設置しておくと、家具などへの爪とぎ被害は少なくなるはずです。
出典・加工して作成:環境省「の適正譲渡ガイドブック」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2806a/pdf/full.pdf